2021.10.15 交通事故
家事従事者として後遺障害の逸失利益と慰謝料を830万円で示談が成立した事案
事案について
傷病名・受傷部位
左大腿骨骨折
解決方法(示談・紛争処理センター・訴訟)
示談
後遺障害等級・内容
12級「左股関節の機能障害(股関節が十分に動かない)」
増額額
示談額 830万円
事故状況
79歳の男性が広路を自転車で走行中狭路から右折してきた車と衝突して,左大腿骨を骨折した。
解決のポイント
骨折部を手術した後リハビリを続けていた。被害者は娘と二人暮らしであったが娘が脳梗塞で倒れ右半身不随となり被害者の父親が家事一切をしていたが出来なくなって困っていた。家事は息子の嫁や相談者の妹などが交代で助けに来たのと介護士や家政婦にも来てもらって生活していた。事故より1年経過した時点で後遺障害の申請をして12級「左股関節の機能障害(股関節が十分に動かない)」が認められた。保険会社に相談者は家事従事者としての収入を平均賃金で計算して882万円請求した。後遺障害の逸失利益(後遺障害によって減収する金額)と慰謝料を中心に交渉して,示談額は830万円で成立した。相談者も要求に近い額で示談出来て満足されました。
弁護士からのコメント
被害者に後遺障害が予想され,被害者の過失が加害者の過失よりも小さいと推測される場合は被害者本人が保険会社と交渉するよりも弁護士が交渉すると賠償金が高くなる可能性が大きいので弁護士にご一度ご相談ください。