弁護士法人はるか|栃木宇都宮法律事務所

交通事故 事例紹介2

事例

相談前

交差点信号で停止中にトラックに追突されました,乗っていたベンツが全
損となり,加害者側の保険会社は全損時価255万円,代車期間25日を通知
してきましたが,それに納得できず相談に来られました。

相談後

ベンツは10年乗っていましたので,保険会社各社が使用しているオート
ガイド自動車価格月報の価格では255万円になっていましたが,カーセン
サー,グーネットなどで同車種,同年式,走行距離が近似しているベンツを探
したところ300万円前後のベンツが数台ありましたので,この資料を基に
305万円で交渉して保険会社から同意を得ました。
 代車料と代車期間については保険会社では国産車で25日間と提示してい
ました。相談者は経営者でベンツは社長専用車であるので事故車の1クラス
下のベンツとし,代車期間はベンツの購入には注文してから6カ月かかる状
態であることから50日とすることで合意しました。

弁護士からのコメント

 事故発生から早期に相談を頂きましたので,相手方保険会社との交渉が直ちにできたことは比較的早期に解決できた一因です。
 最近中古車相場が上昇していること及び半導体不足で新車の納期が大幅に遅れている現状などから当職の主張が比較的速やかに通りました。
 物損などは出来るだけ早期に弁護士に相談いただくことが交渉を有利に運べるケースが多くあります。