弁護士法人はるか|栃木宇都宮法律事務所

相続・財産分割に関する事例紹介

事例

相談内容

相談者は母親と一緒に暮らして世話をしていましたが、ある日突然母親が死亡しました。

母親は再婚であり、前夫との間に男の子が1人いることを母親から聞かされていました。しかし相談者は一度も会ったことも連絡をとったこともありませんでした。

母親の遺産は銀行預金が310万円あり,相談者は預貯金の相続手続きを行って欲しいと来られました。

また、相談者の気持ちとしては今まで1度もあったことのない異父兄弟の長男には相続放棄をしてもらいたい気持ちを持っていました。

交渉結果

相談者より委任を受けて長男の居所を確認して,長男宛に母親の遺産として銀行預金310万円あることを通知し,相続財産の処理について話し合いをしたい旨の連絡を文書で行いました。その後、弁護士が長男と話し合いをし、その約1か月後、長男には母親の遺産の相続放棄をしてもらうことができました。

 

弁護士からのコメント

異父兄弟の長男は幼少の頃に実母と別れて交流が無く、また遺産額も比較的高額とまではいえないこと,また,預金以上に母親に借金がある恐れもありました。

そのため、交渉においては長男にとってのメリット・デメリットを示し、無事依頼者の希望どおり相続放棄をしてもらうことができました。