当法人栃木宇都宮支部がご依頼を受ける案件には、いろいろなカテゴリーがありますが、その中の一定の割合を占めるのが「パワハラ」です。
パワハラを巡る紛争で、一番、と言ってもいいくらい大事なのが、「証拠がありますか?」ということです。
特に、録音や、メールや、ファックスなど、きっちり残っているものがあるかどうか、これが、勝敗を左右します。
労働者側だろうと、雇用者側だろうと同じです。
時々、「私が怒鳴られていたのを聞いている人がいます。彼が証人になって証言してくれます」という方がいます。
しかし率直に申し上げて、そのような証拠は、あてになりません。
そもそも「証言」というものは、相手の弁護士からの、意地の悪い巧みな反対尋問を受ければあっという間に崩れてしまうことがほとんどなのです。
職場を巡る問題でお悩みの皆さんは、今日からボイスレコーダーでの録音を始めてください。または、メールを保存してください。いざというとき、それが、戦うための武器になるのです。