弁護士法人はるか|栃木宇都宮法律事務所

会社を賢く売買する秘訣とは-後々いくら後悔しても、どうにもなりません-

東芝が巨額損失を計上し、事業の一部を譲渡するとか米国子会社を売却するとか、盛んに騒がれています。


事業拡大のために、他の会社を買う。他の会社の事業の一部を買う。あるいは、経営を整理するために、事業の一部を売却する。
こういった際には、「誰に何を売るのか」あるいは、「誰から何を買うのか」を徹底的に調査しなくてはなりません。


表面だけ見ていてもわかりません。


たとえば、今買おうとしているこの会社の意思決定は、本当に取締役会がなしているのか?表には出てこない誰かが、裏に潜んでいて、M&A取引終了後に、突然現れるようなこともあり得ます。
M&Aの際には皆さん、コンサルタントや証券会社の意見を聞きます。しかし彼らは、いわば仲人ですので、できるだけ話をまとめる方向に表現を婉曲にしてく傾向があります。


わが社が、何を、誰から買おうとしているのか。誰に、何を売ろうとしているのか。を見極めたいときには、きちんと専門家に相談しましょう。それが成功の秘訣です。買った後にいくら後悔しても、どうにもならないことが多いものです。予防法務が大切です。