報道をにぎわしている某大臣の発言。
10年以上前の〇月●日、期日に出たことを覚えているか?と急に聞かれたら、まあ、私だったら、答えに詰まります。「えっと…どうだったっけ。調べます」というか、
「いや、その事件の裁判を自分が担当していたかどうかという質問には、守秘義務の関係からお答えできないので、すみません」というか、どちらかだと思います。
故意か過失かはともかく、記録を確認せずに間違った答えを言ってしまったとしたら、正しい対応ではなかった、とは言えるでしょうね。
弁護士は全てを記録する生き物です。記憶が完全ではないからです。そして常に記録を確認しながら生きていく。そういう癖がついているものなのです。常に正確なプラクティスをするためには、ただしい記録は必須と言えるでしょう。